21.04.22 近づく

以前からお茶会に誘われていた

大好きな人から背中を押してもらって

母の茶道道具を使う時がきた

うちからはバスと電車を乗り継ぎ

行き難い会場

わざわざ足を運ぶ価値は

充分すぎるくらいあった

ここもまた母が生きた場所

先生方に手取り足取りご教授いただき

茶道にのめり込む

全てが新鮮で心が落ち着く

何よりお茶が美味しい

母との思い出話に花を咲かせ

彼女の姿を私に写した

亡き祖母はその道を極めた人だったそう

家は茶道が出来るように作られた

畳は掘られ炉壇がある

何年も使われることがなかったそれらに

光を浴びさせたいと思った

全てに意味があるからこそ

頭を使って手を動かした

家に帰るとセッションの時間

一緒に悩んで一緒に答えを出すことができた

私自身の確認とアウトプットの場でもある

またひとつ成長させてくれた

彼女もまた笑顔になり

導き出した答えに迷いはなかった

3時間半前の彼女とは

出てくる言葉も表情も全く違う

幸せな時間

自分らしくいれる方法は

いくらでもあるから

頑張りすぎなくていい

楽しむことが1番

今日も生きてる