momy_kumura’s blog

なかなか真面目blog🤟命とか人生とか❤️

20.02.04 お葬式

朝目覚めると案の定とても疲れていて

少しの間動くことができなかった

朝方眠りにつく前に

もう一度お母さんの好きだったものや

食べたがっていたものを思い返していた

目が覚めてから実家に取りに行きたかったけどそんな時間はなく

斎場に泊まっていたお兄ちゃん夫婦に

取りに行ってもらった

お兄ちゃん夫婦の結婚式の写真

お母さんに頼まれて買っていったジンジャークッキー

これはとうとう食べれなかった

親友にもらったふわふわのベスト

いつも大事に育てていたベランダのバラ

一緒に火葬してもらうのに忘れ物はしたくなかった

 

9時半にはみんな斎場に集まって朝ごはんを食べた

とても静かな時間

 

そのあとは葬儀の打ち合わせに立ち会った

その時に弔辞をすることが決まった

最後にお母さんに伝えておきたいことはたくさんあった

15分で手紙を書き終えた

不思議とすらすらと言葉が出てきた

 

葬儀が始まる頃には

お花が会場に入り切れないほど届けられて

見たことない量の電報が届いていた

 

昨日と同じ住職のお経と説法

いつもはとても長く感じるお経の時間も

とても短く感じた

 

お焼香の時間には

ビーチ・ボーイズの曲を流してくれた

 

God Only Knows

 

may not always love you
君を愛さない時があるかもしれない
But long as there are stars above you
でも君の上に星が輝く限り
You never need to doubt it
疑う必要は決してないよ
I'll make you so sure about it
僕が君に信じさせてあげる
 
God only knows what I'd be without you
神様しか知らないさ 君がいないと僕はどうなるか
 
If you should ever leave me
もし君が僕から去っても
Though life would still go on believe me
人生は続くだろうけど 信じてくれ
The world could show nothing to me
世界は僕に何も示してこなくなる
So what good would living do me
そんな人生に何の意味があるんだ?
 
God only knows what  I'd be without you
神様しか知らないさ 君がいないと僕はどうなるか
 
 If you should ever leave me
Well life would still go on believe me
The world could show nothing to me
So what good would living do me
 
 God only knows what  I'd be without you
 
ネットから拾ってきた和訳だから
これが合っているかわからないけど
こんなことが歌われていることは
後になって知った
これからもこの曲は大事にしていこうと思った
 
司会の女性が最後のお別れですと言った
棺にお花や思い出の品を入れる時間
たくさんのお花を入れて
写真を入れて
向こうの世界で食べれるようにジンジャークッキーを入れて
さみしくないようにTEDの人形を入れた
病室で読んでいた本
一切なりゆき
掃除婦のための手引書
ライオンのおやつ
絵を見る技術
おばあちゃんから譲り受けたであろう茶道の本
 
高校、大学時代を共に過ごしたお母さんの大の仲良しの友達は
わざわざお母さんに下駄を持ってきてくれた
お通夜にも来てくれて私に会ったとき強く抱きしめてくれた
下駄屋を営んでいる彼女は
成人式の時や私が着物を買いたい時はセンスの良いアドバイスをくれた
エネルギッシュで気持ちの良い女性
お母さんの周りには素敵な友達ばかりだと改めて感じた
 
そして
お母さんの親友には
あのベストを入れてもらった
いつでも寒くないように
お母さんには彼女の温かい気持ちも向こうの世界で感じていて欲しかった
 
家族だけでなく
みんなに見送られたお母さんだった
 
私の額を冷たくなったお母さんの額に合わせた
別に意味はなかったけど
その柔らかい肌にずっと触れていたかった
 
蓋が閉められて斎場を出た
 
火葬場へ出発する直前に
お母さんが仲良しだった若い女性から
お菓子をいただいた
仏前に供えて欲しいと言ってくれた
わざわざ遠方から駆けつけてくれた
とても可愛らしい人
年齢関係なく仲良くなれるのも
お母さんの良いところ
そして彼女はとても心の優しい人なんだろうなって
少し言葉を交わしただけですぐにわかった
 
そして私たち親族は火葬場に向かった