21.05.01-02 夢のなかの宴
もう5月なのに肌寒い
朝まで踊って2時間後に起床ってのも悪くない日
心から待ちわびた日だったからだ
ルーティンが決まっていると準備が手間取らなくて良い
これは父から学んだというか見て盗んだ
道中の4時間半は体力回復にほぼ使い
たまに好きな曲を歌った
リスケにリスケを重ねて丁度良い時間と日取り
そして午後からは太陽が出た
日頃の行いが良いんだねと一言
宴が始まった
昭和の邦楽、洋楽を傍らに
思い出話をつまみに
畑で採れた野菜
海鮮や肉
十分すぎるほどのご馳走
日が暮れてくると寒くなり室内に避難
いろんな話題が飛び交う
4人それぞれ個性の中に優しさがある
交わす言葉に愛がある
相手のことを思いやる
労わり助言をくれる
なんて幸せな時間
こんな夫婦になりたい
追いかけても追いつけない偉大な存在
0時になり鶴の一声で就寝
薬の影響もあってか
それとも安心感に包まれていたからなのか
ぐっすり眠った
朝
夫の寝顔を横目に1階に降りると
もうすっかり朝食の準備がされてあり
お茶を淹れてくれる手が美しく
新聞を読む姿がとても綺麗だった
済むと書道を教わった
せめて自分の名前くらい綺麗に書けるようになりたくて
名前を練習し終えると
ある言葉を選んだ
いつも胸にあるそれにいつまで拘っているんだろうか
自分が気持ち悪い生き物に感じた
優しく指導してくれ導いてくれた
そして素晴らしい五文字をいただいた
楽しい時間は過ぎるのが早すぎて
待ってくれている家族のもとへばたばたと
絵に描いたような幸せな家庭
綺麗な一戸建てにはたくさんのアイディアが詰まっていて
感心が止まらなかった
4歳の僕に家を案内してもらい
義姉と談笑
ご主人の笑顔もまた素晴らしくて
30分の時間制限は瞬く間に
そして家路に着いた
洋楽を聴いていると
そのストーリーに引き込まれる
まるで小説のように
愛とか恋とかをそれ以上のフレーズで伝えてくる
迫力に圧倒されることがある
約750文字
これくらいにしておこう
耐雪梅華麗